〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-34-15ヒルズ代官山202号
学生のお悩みで多いのが、起立性調節障害など体調不良による不登校、受験生の肩こり・眼精疲労・不眠、ニキビなどお肌のトラブル、生理トラブルです。
治療の第一歩は、起立性調節障害か、それ以外の病気かを鑑別することです。
まず、専門医を受診して、必要な検査を受けてください。
起立性調節障害と診断されたら、治療法の一つとして鍼灸を提案いたします。
最初は、処方薬との併用がおすすめです。処方薬は低血圧治療薬がメインになるようですが、血圧以外の症状も伴うことも少なくありませんので、鍼灸で対応します。
経絡マッサージ・カッピング・鍼灸によって水分代謝と気の巡りの改善をはかります。
気温・気圧など天候の影響も大きい病気なので、話をよく聴き、全体の状態を診ながら、最適な経穴を選択します。
暖かい季節には血管が拡張して血圧が下がりやすいので、起立性調節障害が悪化する傾向にありますが、患者さんによってつらい季節も異なります。状態に合わせて細かく調整できるのも鍼灸の強みと考えています。
心理的側面も重視して、段階的に治療に取り組む
起立性調節障害は、学校の勉強・進学・部活・友達との関係などストレスとの関連が強いので、心理的な側面へのサポートも大切な要素です。心理的社会的な要素も考えながら、長期的・段階的に取り組む必要があります。
①処方薬と鍼灸の併用 週1回
②薬を減らしながら鍼灸治療 週1回
③鍼灸治療 隔週
④メンテナンスの鍼灸 月1回
Mさんが初めてトーリをおいでになったのは、中3になる春休みでした。
「登校は午後がほとんど。今は義務教育なので体調に合わせて通学可能だが、この状態が続くと高校進学・進級が難しくなるのではと心配。
朝、遅刻しない時間に起床して登校できるようになりたい。修学旅行など学校行事に参加したい」
専門医を受診し、起立性調節障害との診断。処方された低血圧治療薬(=血圧を上げる薬)を服用しても症状の改善には至りませんでした。服用すると上半身はカーッと熱くなり、下半身は冷えるために、あまり飲みたくない、と言われました。… …
2017年4月に治療を開始して5年あまりとなり、Mさんは大学2年生になりました。普通に、楽しく大学生活を送っておられます。現在はメンテナンスを目的に月一回程度の来院となっています。
9月からは、交換留学が予定されているそうです。
【施術の経過】
初回の観察:上半身に比して、下半身が大きい。下肢がむくみ、冷えている。
起立性調節障害は、自律神経の機能不全です。これは、東洋医学的に診ると、水分代謝の異常(水滞:すいたい)であり、上はのぼせて足が冷える「上熱下寒」(気逆:きぎゃく)を伴うこともあります。
Mさんの症状は、これらによく当てはまりました。
治療方針:
経絡マッサージ・カッピング・鍼灸によって水分代謝と気の巡りの改善をはかる。
生理周期や毎回の体調(風邪・消化器症状・体育後の筋肉痛・肩こり・腰痛など)を加味した施術。
気温・気圧など天候の影響・心理的要因も大きい病気なので、話をよく聴き、全体の状態を診ながら、最適な経穴を選択する。
長期的、段階的に取り組む必要があること、毎日の生活習慣を変えることで、症状の改善につながることを説明し、実行可能な方法を一緒に考えながら進める。
まずは、処方薬の服用と鍼灸施術併用でスタート!
2回目は中3の始業式の翌日でした。すっきり起床できたそうです。
若いので反応がよく、早い段階から効果を実感されたようです。
その後、毎週末に来院。問診の前に体重と血圧を計測。一週間の経過を聞き、経穴を適宜変更。
少しずつ登校状態も良くなり、修学旅行やホームステイも問題なく参加できましたが、体調には波がありました。
暖い季節には血管が拡張して血圧が下がりやすいので、起立性調節障害が悪化する傾向にありますが、Mさんの場合は夏の終わりから秋にかけて調子が悪くなっていました。
秋口の不調が気になっていましたが、高2以降は見られなくなりました。
体調の改善にともなって、下肢のむくみも小さくなり、細くスッキリした脚になっていきました。
また、20〜23日と短かった生理周期は28日ほどで安定するようになりました。
高3になった2020年春からは、コロナ禍で休校・オンライン授業・分散登校などでストレスも大きかったと思いますが、体調を崩すことがなくて何よりでした。
その後、来院頻度を2〜3週間ごとに設定し直しました。
その年の終わりに、学校推薦で大学進学が決まりました。
症状も安定したので、その後について、Mさんと話し合いました。
大学生のうちに、健康な身体にしたいので、治療は続けたいとの意向でしたので
月に1度のメンテナンスを提案しました。
大学に入ってからは一人暮らしが可能になるほど元気になりました。
健康になると、やりたいことができるようになり、世界が広がっていきます。そのサポートができて、とても良かったです。
Aさんは、高校2年生の冬に初めてご来院。
長時間机に向かう生活で、眼精疲労・ドライアイや後頭部・首・肩・背中の慢性的なコリがありました。
特に気になるのが頭痛。でも、あまり薬は飲みたくないと言います。また、アレルギー性鼻炎や肌荒れも気になるとのお話でした。
学校の定期試験や受験準備で、勉強時間が長くなると、慢性的な睡眠不足で、筋肉の疲れが蓄積し、ニキビなどお肌のトラブルも増えてきます。心理的ストレスが強くなると、胃の痛み、下痢や便秘など消化器の症状も現れてきます。生理痛も気になっていました。
カッピングと身体の鍼、頭皮鍼をメインに施術をしながら、語学学習や歴史、社会問題、学校での人間関係などについてよく話をしました。
話を聴いていると学生がとても忙しいことがわかります。鍼灸治療で、眼精疲労や頭痛(緊張型頭痛)が改善するのを実感したようなので、少なくとも月に1回は来院するように勧めました。
短い時間でも、学校や家庭から離れて、リラックスできる空間で過ごすと心身の健康レベルが上がり、勉強にも良い影響が期待できます。
コロナ禍での新たなストレス=マスク生活によって、ニキビの悪化もありました。顔にニキビが増えると、背中にも化膿して発赤したニキビが出てきます。背部の経穴やニキビに施術することで上半身の「熱」を出し、血流をよくすることで、顔のニキビも改善していきます。
今年の春、見事志望校に合格しました。
その後も、アルバイトや勉強の疲れの解消のために、定期的に通院しています。
いかがでしょうか。
このように、思春期・受験期の不調は、鍼灸施術で改善しています。
当院の施術に興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。
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