マッサージ屋さんや美容院で「肩がこりすぎて指が入らない」と言われた方、多いのではないでしょうか。
実は、私(羽鳥)も何度となく言われてきました。
「自分の肩こりはそんなにひどいのか」「どうしたらいいのだろう」と不安になりますよね。
でも、心配する必要はまったくありません。
こっている肩ではなく、手や足にある経穴(つぼ)をマッサージや鍼で刺激することで
肩こりを改善することができます。
というのも、肩こりの原因が、手や足を通る経絡(首や肩ともつながっている)の流れが悪いためという場合も少なくないのです。
☞ 肩こりのレビュー
というわけで、トーリの基本方針:
「症状がある部位だけに注目しないで、全体をみながら施術する」に従い、全身に施術を行います。
よくある肩こりのタイプ:
①PC・スマートフォン・タブレット使用が原因の肩こり
②食べ過ぎ(胃腸の疲れ)が原因の肩こり
③睡眠不足が原因の肩こり
④生理に関連する肩こり など
肩周辺だけの問題でないことは明らかです。
なぜ、そこにコリや痛みが現れたのか、原因(動作・姿勢・胃腸の状態・睡眠・生理周期など)を明らかにして、関連する筋肉・経絡にアプローチすることで、つらい肩こりの解消を図ります。
眼精疲労、睡眠の質の低下、腰痛、便秘、冷え、胃腸の疲れなどが原因ということも少なくありません。
トーリでは、肩こり=全身の問題と考えます。
マッサージでは、
背部〜腰部〜殿部〜大腿部〜膝部〜下腿〜足。肩甲部〜上腕〜肘部〜前腕〜手関節〜手〜頭部〜頚部、というように、全身に施術します。
肩こり解消の経穴(ツボ)は、腕やふくらはぎ、足に数多く存在します。
鍼では、首・肩を通る6つの経絡をカバーする、重要かつ強力な経穴(主に手足)の組合せで対応します。
施術例:①PC・スマートフォン・タブレット使用が原因の肩こりの場合
(1) トーリマッサージの原則:「肩を揉んでも肩こりは治りません!」
PC作業で使われた筋肉=疲労した筋肉にアプローチ
→椅子に座って前傾姿勢、マウスを持つ、クリックする、タイプするなど実際の動作で使われる筋肉ごとにマッサージして、疲労を取り除くことで、肩周辺のコリや痛みの解消をはかります。
(2) トーリ鍼灸の原則:「肩に刺さない肩こり鍼」
症状が現れている頭部・頚部・肩背部ではなく、そこを走行する経絡にアプローチ
→上肢、下肢、腹部など、首や肩から遠い部位の経穴に鍼をして、肩周辺のコリや痛みの解消をはかります。
②③④タイプも同様に、それぞれの問題に適したマッサージや鍼によって、肩こりの改善をはかります。
その他、必要に応じて、カッピング・頭皮鍼も使用します。