「メディア・リテラシー」という言葉をお聞きになったことがありますか?
メディアリテラシーとは:
下記の3つを構成要素とする、複合的な能力のこと。
・メディアを主体的に読み解く能力
・メディアにアクセスし、活用する能力
・メディアを通じコミュニケーションする能力
これは「情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力」と定義されます。
これまで、生理・PMSで悩む多くの女性を施術する中で、生理について知らない方が多いと感じてきました。
学校でも、1〜2回保健の授業で教えるだけですし、自分で知ろうとしない限り、なかなか生理についての知識を身につける機会がないのかもしれません。
そこで、トーリでは、「生理リテラシー」を提唱し、定義し、広めたいと考えるにいたりました。
「生理リテラシー」の定義 by taulli
生理に関する情報を得て、理解し、評価し、活用するための知識・意欲・能力。
「生理リテラシー」を得ることによって、生理ケア、生理トラブルの予防などについて判断し、意思決定し、生活の質(QOL)を向上させることができます。
生理についての知識があいまいな方が少なくありません。
例えば
✓生理不順と言いながら、生理の記録をしていないため、月経の開始日を聞いても答えられない。
✓生理周期をいつから数えるかがわからない。
✓正しい生理周期=28日と思い込んでいて、1日でもずれると生理不順と心配になってしまう。
✓生理痛があることが普通だと思っていて、「自分には生理痛はない」と言うが、詳しく聞いてみると、「毎月鎮痛剤を飲んでいる」と答える。
といった方が多く、とても心配になりました。
まずは、生理について知ってほしいです。
そして、生理痛・PMS・生理不順などを解決したいと考えたとき、正確な情報を得て、理解し、複数の治療法を比較検討し、自分にあった方法を選択できる人が増えていってほしいと心から願います。
◆ 月経周期の正常範囲
25日〜38日。個人差が大きく、同じ人でもストレスや健康状態によって変動します。
◆ 月経周期の数え方
月経が始まった日を1日目と数え、次の月経開始日の前日までが、その月の月経周期です。
トーリでは、生理の悩みには鍼が一番だと考えています。劇的な改善例を多く目の当たりにする中で、鍼は女性のためにあるのでは?と考えるにいたりました。
現在、生理の悩みをかかえる女性がその治療法を探すとき、まず第一に思いつくのが鎮痛剤で痛みをおさえることや、低用量ピルを処方してもらうこと。どれも根本的な解決にはなっていません。
その点、鍼は「症状の緩和」だけではなく、「症状のない体づくり」が期待できます。
当院のケアは、症状のある部分(生理痛の場合、子宮)のみに着目するのではなく、体全体の問題と考え、経絡を通して全身に働きかけ、バランスを調えることを目的としています。
女性が生理の悩みを解決したいと考えたとき、真っ先に「鍼」が浮かぶ世の中になるよう、
鍼の有効性を広めることが、トーリのミッションであると考えています。