患者さんインタビュー「生理痛。あらゆることを試しました」への反響が大きかったので、【布ナプキン】【月経血コントロール】【月経カップ】についてKさんにお聞きしました。
H:布ナプキンについて伺います。最近、布ナプキンを使う方が増えてきたようですが、Kさんが使っているのはどのようなものですか。
K:「すぃーと・こっとん」さんの布ナプキンを10年ほど使っています。オーガニックコットンでできたもので、花柄や動物柄でとてもかわいいです。
防水パット入りのホルダーをメインで使い、多い日はハンカチタイプの「プレーン」を三つ折りにしてホルダーにはさみます。少ない日はホルダー単体で使っています。
H:もれないですか。また、洗濯が大変じゃないですか。
K:吸収がとてもよいので、もれたことはありません。布ナプキンを使っていると、「出る」感覚がわかるようになるので、月経血コントロールもできるようになり、トイレで出せるようになるので、さらに布ナプキンに吸収してもらう経血の量は減り、1日に1度も交換しなくても大丈夫です。
紙ナプキンと違って、下着と同じなので蒸れることもなく、1日交換しなくてもかぶれることもありません。
洗濯については、使い終わったら、アルカリウォッシュと水とともにバケツ(私は使わなくなったサニタリーボックスを使っています)に数時間つけおくととれるので、その後は軽くすすいで洗濯機で洗ってしまうので、大変だと思ったことはありません。
臭いについてもよく聞かれますが、生理特有の臭いと思っているものは、経血と紙ナプキンの成分が混ざったものだそうです。布ナプキンでは、紙ナプキン使用時のような臭いがしたことはありません。当然バケツも臭いません。
H:布ナプキンを使ってみてよかったことはなんですか。
K:あたたかいことが一番ですね。布ナプキンが触れる部分がとてもあたたかいのです。旅行のときなどたまに紙ナプキンを使うことはありますが、帰って来て布ナプキンにかえると、とてもあたたかく、冷えていたことを実感します。
それと経済的ですね。5年くらいで買い換える方が多いようですが、私は同じものを10年ほど使っていて(途中から月経血コントロールができるようになったので、大きなナプキンが不要になったというのもあり、長持ちしています)、初期費用が8千円くらいでした。今はもっと下がっていますね。その間紙ナプキンをほとんど買っていなくて、旅行が重なったときの分で全部で千円くらいでしょうか。それとアルカリウォッシュを定期的に購入するくらいなので、とてもお得です。
ゴミも減るので楽ですね。
次回は【月経血コントロール】です。